C4虫歯の治療法について解説!

C4虫歯とは、虫歯が最も進行した段階で、歯冠(歯の頭の部分)がほとんど崩壊し、根だけが残った状態を指します。
神経(歯髄)はすでに壊死していることが多く、痛みが一時的に無くなっている場合もありますが、細菌感染が進むと強い腫れや膿、激しい痛みが出る危険性があります。


C4虫歯の主な症状

  • 歯が根だけになり、黒く崩れている
  • 強い口臭
  • 歯ぐきが腫れる・膿が出る
  • 咬むと痛い/顔が腫れることもある
  • 神経が死んでいる場合、一時的に痛みが消えていることもある

C4虫歯の治療法

1. 根管治療で保存できる場合

  • 根の部分がまだしっかり残っている場合、根管治療(歯の根の治療)で歯を残せる可能性があります。
  • 根管治療後は、土台(コア)を立ててクラウン(被せ物)を装着します。
  • メリット:自分の歯を残せる
  • デメリット:通院回数が多くなる/保存できるかは歯根の状態次第

2. 抜歯になる場合

  • 根まで虫歯が進行している場合、残念ながら抜歯が必要です。
  • 放置すると顎骨や全身に感染が広がる恐れがあるため、早めの処置が必要です。

3. 抜歯後の治療法(欠損補綴)

抜歯後は、そのまま放置せず、失った歯を補う治療が必要です。

  • ブリッジ:両隣の歯を削って橋をかける方法(保険適用あり)
  • 部分入れ歯:取り外し式で比較的安価(保険適用あり)
  • インプラント:人工歯根を埋め込む治療(自費/見た目や機能性に優れる)

治療の流れ(イメージ)

  1. レントゲン検査で歯根の状態を確認
  2. 保存可能なら根管治療 → コア(土台) → クラウン装着
  3. 保存不可なら抜歯
  4. ブリッジ・入れ歯・インプラントから補綴方法を選択

治療費用の目安

治療法保険/自費費用の目安特徴
根管治療+クラウン保険適用約10,000〜20,000円歯を残せるが、状態によっては難しい
抜歯+部分入れ歯保険適用約5,000〜15,000円短期間で完成する/取り外しが必要</

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