
最近自分の口が匂う気がして、マスクが手放せません…
マスクを着けていると、自分の口臭が気になることはありませんか?
または、家族やパートナーに「口臭が気になる」と言われて、自分では自覚がなかっただけにショックを受けた方もいるかもしれません。
実は、口臭は誰でも起こり得る身近な悩みです。
この記事では、口臭の主な原因とすぐに始められる対策、さらに歯科を受診した方がいいサインについて、わかりやすくご紹介します。
口臭の原因はさまざま。主な5つをチェック!
口臭はさまざまな原因によって引き起こされます。主な5つの原因について、対策とともにわかりやすく説明するので、自分に当てはまるものがないか、確認してみましょう!
1. 舌苔(ぜったい)
舌の表面に白っぽくつく汚れを舌苔といいます。舌苔は、細菌が繁殖して悪臭ガスを出す原因になります。
▶ 対策: やわらかい舌ブラシで1日1回やさしく清掃しましょう(こすりすぎ注意!)
2. 歯周病・虫歯
歯周病による歯ぐきの炎症や、虫歯による歯の腐敗によって、生臭いニオイが発生することがあります。歯ぐきがぶよぶよとして腫れている、歯みがきのときに出血がある、歯や歯ぐきが痛む場合は、歯周病・虫歯の可能性があります。
▶ 対策: 歯科医院でのクリーニングや歯周病治療が有効です。
3. 乾燥・口呼吸
唾液は天然の「消臭剤」。しかし、口呼吸により口の中が乾燥すると細菌が増殖しやすくなります。
▶ 対策: 水分補給、鼻呼吸の意識、唾液腺マッサージがおすすめです。
4. 胃や喉のトラブル
副鼻腔炎(蓄膿症)や逆流性食道炎など、お口以外の不調が関係する場合もあります。
▶ 対策: のどの奥から臭う感じがする場合は、耳鼻科や内科を受診しましょう。
5. 食べ物・嗜好品
ニンニク・コーヒー・アルコール・タバコなどは、一時的なニオイの原因になります。
▶ 対策: 飲食後は水で流したり、ガムやうがいでケアしましょう。
今すぐできる!口臭予防のセルフケア5選
口臭の原因がわかったところで、次は自宅でできるセルフケアを5つ紹介します。
どれも簡単で当たり前のことに見えますが、非常に重要です!
- 丁寧な歯みがき(歯ブラシ+フロス)を毎日
- 舌ブラシで舌の汚れをやさしく除去
- マウスウォッシュや洗口液を活用
- ガムや唾液腺マッサージで唾液を促進
- こまめな水分補給で口の中を潤す
特に、舌の表面に白く付着する舌苔(ぜったい)は、口臭の大きな原因の一つですが、歯みがきだけでは取り切れないことが多く、専用の舌ブラシを使ったケアが効果的です。
いままで舌ブラシを使ったことがない人は、これを機に活用してみてはいかがでしょうか。
🪥 おすすめの舌ブラシ
そこで、オススメの舌ブラシを紹介します。
舌ブラシの使用は1日1回、力を入れすぎず優しく撫でるように行ってください。やりすぎは舌を傷める原因になります。
W-1 舌ブラシ(ライオン)
やわらかい毛が舌を傷つけずに汚れをキャッチしてくれます。
NONIO 舌クリーナー(ライオン)
シリコンタイプで優しくフィット。初心者にもおすすめ。
🦷おすすめの歯みがき粉
口臭ケアには、殺菌・消臭成分が含まれた歯みがき粉を選ぶことも大切です。フッ素配合で虫歯予防も期待できます。
ブレスラボ マイルドミント(第一三共ヘルスケア)
LSS(ラウロイルサルコシンNa)配合で高い殺菌力。ニオイの元に直接アプローチしてくれます。
システマ SP-Tジェル(ライオン)
歯周病予防+口臭対策ができるプロ仕様のジェル。特に就寝前の使用におすすめ。
コンクール ジェルコートF(ウェルテック)
フッ素と殺菌成分を含んだ低刺激のジェルタイプ。長時間の抗菌効果が魅力的です。
補足:マウスウォッシュと併用するとさらに効果的!
舌ブラシや歯みがき粉に加えて、洗口液(マウスウォッシュ)の使用もおすすめです。口内をリセットしてくれるので、外出前や食後に使うとエチケット効果も高まります。
歯科を受診した方がいいサイン
歯周病やむし歯・のどや胃が原因の場合など、口臭の原因によっては、歯科を受診した方が良い場合があります。
- 毎日歯をみがいていてもニオイが改善しない
- 歯ぐきが腫れる・血が出る
- 舌が白っぽい、口がネバつく
- のどの奥から生臭いガスが上がってくる感じ
- ケアをしていても家族や同僚から「口が臭う」と言われた
▶ 歯科医院では、口臭測定器による数値チェックも可能です。一人で悩む前に、専門家に一度見てもらうと良いでしょう。
💡まとめ:口臭は「正しく対処すれば治る」悩みです
口臭は、誰にでも起こりうる自然な現象です。
正しいアイテム選びとケアの習慣が、清潔でにおわない口元を作ります。
自分に合ったケア用品を使って、安心して人と話せる毎日を目指しましょう。
また、大切なのは一人で悩みすぎず、原因を見極めてケアを始めること。
今回説明したようなセルフケアで解決できる場合も多いですが、改善が見られない場合は歯科医院でのチェックが安心です。
「最近ちょっと気になるかも…」という方は、今日からできるケアをぜひ試してみてくださいね。
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