口内炎ができると、ご飯がしみたり話すのもつらくなったりして本当に困りますよね。私自身、以前ひどい痛みで悩まされていました。
この記事では、すぐにできるセルフケアから市販薬の使い方、医療機関へ行く目安まで、わかりやすくまとめています。

ここ最近口内炎ができて、かなり痛くて困っています。
口内炎とは?
口内炎は、口の中や舌、唇の内側、頬の内側などの粘膜にできる炎症や潰瘍(浅い傷)のことを指します。
食事や会話のときにしみたり、痛みを感じたりするため、日常生活に不快感をもたらします。
口内炎の原因
それでは、どのようなことが原因で口内炎は引き起こされるのでしょうか。
- ストレスや疲労
免疫力が下がると口内炎ができやすくなります。 - 栄養バランスの乱れ
特にビタミンB群や鉄分の不足することで、口内炎ができやすくなります。 - 口の中の傷によるもの
頬や舌を噛んだり、合わない入れ歯・矯正器具で粘膜がこすれることで口内炎が発生します。 - ウイルスや細菌感染
単純ヘルペスウイルス、手足口病の原因となるエンテロウイルスによって口内炎ができる場合も もあります。感染性があるため、注意が必要です。
自宅でできる!やさしいセルフケア
口内炎ができてしまうと、食事や日常生活を送る際に気になってしまい、嫌な思いをしますよね。
より早く治すために、または悪化させないためには自宅でのセルフケアも重要です。
- 刺激物を避ける:悪化の原因となるため、辛い物・熱い物・酸っぱい物・アルコール・タバコなどは避けてください。
- 口腔内を清潔に保つ:やさしく丁寧に歯みがきを行い、うがい(例えば塩水や市販のうがい薬)もこまめに行います。
- ビタミンB群の補給:ビタミンB2・B6の不足が関係していることもあるため、サプリや食事で補うのも一案です。
種類別オススメ市販薬
薬局やネットで購入できる薬を使用するのもオススメです。先ほど述べたセルフケアだけよりも、より早い治癒を期待できます。
オルテクサー軟膏(塗るタイプ)
- 有効成分:トリアムシノロンアセトニド(ステロイド)
- 特徴:炎症を素早く抑え、患部の痛みを軽減
- メリット:口内炎や口角炎など、口腔内の炎症に幅広く使用可能
- 使い方:患部を乾燥させてから、少量を直接塗布
トラフルダイレクト(貼るタイプ)
- 有効成分:トリアムシノロンアセトニド
- 特徴:患部を直接カバーし、炎症を抑える
- メリット:食事中も薬が流れにくく、長時間作用する。傷の保護や、痛みの緩和に効果的。刺激を受けやすいところに口内炎がある場合にオススメ
イソジンうがい薬
- 有効成分:ポビドンヨード
- 特徴:口腔内を殺菌・消毒し、細菌の増殖を防ぐ
- メリット:二次感染予防や口腔内の清潔維持に
鎮痛剤・その他
痛みが強い場合はロキソニンなどの内服も一時的に有効です。
また、市販のうがい薬に加えて、重曹水(ぬるま湯100mlに重曹小さじ1/4)でうがいをするのもよいでしょう。
- 患部を清潔にしてから薬を使いましょう
- 塗布や貼付の前に、口の中の水分を軽く拭き取りましょう
つらい・長引く・何度も繰り返すときは?
歯科・口腔外科を受診:以下の場合は医療機関での診察をおすすめします。
• 長引く(目安として2週間以上)
• なんども繰り返す
• 痛みが強すぎて飲んだり食べたりするのが困難
• 発熱やあごの付け根(顎下リンパ節)の腫れがある
💡まとめ:長引くときは歯科医院へ
口内炎は自宅で応急処置をしたり、市販薬を使用したりすることで、痛みの緩和が期待できます。
しかし、今回ご紹介させていただいた内容は忙しくて病院へ行けない場合の応急処置的な対応です。
応急処置で一時的に症状がやわらぐこともありますが、2週間以上続いたり、リンパ節が腫れてきた場合は必ず歯科や口腔外科を受診してくださいね。
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