デンタルフロスは歯と歯の間のプラーク(歯垢)を効果的に除去するための大切なアイテムです。しかし、使っている途中でフロスが切れて歯の間に残ってしまうことがあります。
今回は、フロスが歯の間に挟まってしまった時の安全で確実な対処法をご紹介します。
なぜフロスが切れてしまうの?
フロスが途中で切れてしまう原因は、主に3つ考えられます。
- 詰め物や被せ物の段差:詰め物や被せ物の境目に引っかかることで切れることがあります。
- 歯石の付着:歯石が付着していると、歯の表面がザラザラするためフロスが引っかかります。
- フロスの劣化:古いフロスや力の入れすぎで繊維が切れることがあります。使い切りのフロスは必ず再利用はせず、製品に記載されている使用期限を守りましょう。
切れたフロスが歯の間に残ったときの対処法
それでは、実際にフロスが切れて歯の間に残ってしまった時は、どのように対処すれば良いのでしょうか。
- 慌てず落ち着く
フロスが歯茎に残っていても、すぐに大きなトラブルになることはほとんどありません。 - 新しいフロスで優しく取り除く
同じ場所に新しいフロスを通し、ゆっくりと前後に動かして絡まった部分を外します。 - 糸ようじ(フロスピック)を使う
柄付きタイプのフロスはコントロールしやすく、残った糸を引き抜きやすくなります。 - 無理に引っ張らない
力任せに取ろうとすると歯茎を傷つけることがあります。
どうしても取れないときは?
歯科医院で安全に除去してもらうことをおすすめします。放置すると、食べかすやプラークがたまりやすくなり、歯肉炎や口臭の原因になります。
予防するためのポイント
- 強く引っ張らず、やさしくスライドさせる
- より細いフロスや、ワックス付きフロスを使ってみましょう(滑りやすく、引っかかりにくい)
- 定期的に歯科検診を受け、詰め物や歯石のチェックをする
💡まとめ
フロスは毎日の口腔ケアに欠かせない習慣です。切れてしまった場合も慌てず、正しい方法で対処しましょう。
もし頻繁に切れる場合は、歯の状態に問題がある可能性がありますので、歯科医院でのチェックをおすすめします。
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